福岡県脊髄損傷者連合会・ホームページ    



お知らせ


 車いすダンスをしませんか!! 

 西日本車椅子ダンスの会「アミーゴス」では下記1〜7のようにサークルを開催しております。ダンスが出来てもできなくてもどなたでも参加できます。もしお近くで参加出来る方や興味がある方は下記(新原氏)へご連絡のうえ、ご参加ください。

 ご連絡・ご参加を心よりお待ちしております。
  
告知ポスター ワードファイル)(PDFファイル
生バンドにあわせて、多くの人がフロアにでてダンスを楽しみました。  福津サークル・クリスマス会
西日本車椅子ダンスの会「アミーゴス」・各サークル予定表
アミーゴス本部 大野城市福祉センター3F 大野城市
毎月第1と第3火曜日 19:00〜21:00
福岡県障害者スポーツ協会サークル クローバープラザ 春日市
9月〜10月 6回講座 13:30〜15:00
清水町サークル 福岡市障害者スポーツセンター 福岡市
毎月第1日曜日 13:00〜15:00
ふくふくプラザサークル 福岡市ふくふくプラザ 福岡市
毎月第2と第4 木曜日 18:00〜20:00
太宰府サークル 太宰府市福祉センター 太宰府市
毎月第4 土曜日 13:00〜15:00
福津サークル 宮司コミュニティーセンター 福津市
毎月第2と第4 水曜日 14:00〜16:00
シーメイトサークル 志免町シーメイト 志免町
毎月第2土曜日 13:30〜15:00
[連絡先] 西日本車椅子ダンス「アミーゴス」 代表 新原かおる
 E-mail: niihara@plum.ocn.ne.jp

 西日本車椅子ダンスの会『アミーゴス』・ホームページ
 http://www9.ocn.ne.jp/~amigos/
  



 第10回 ユニバーサルダンスの集い
開催のお知らせ


  

日 時 平成21年3月15日(日) 12:30〜15:00
会 場 クローバープラザ 体育館 (電話 092−584−1212)
(福岡県総合福祉センター体育館) JR春日駅前 
会 費  無料(飲み物・お菓子付)
アトラクション 生バンド演奏(フクオカシティ・ジャズオーケストラ)
そーらん節・手話ダンス・パリ野郎・お楽しみ抽選会
連絡先 新原 ( niihara@plum.ocn.ne.jp )
主 催 福岡県障がい者スポーツ協会
福岡県脊髄損傷者連合会
西日本車椅子ダンスの会『アミーゴス』
後援依頼先 福岡県教育委員会
大野城市
大野城市社会福祉協議会
大会チラシ (ワードファイル

  

  



私たち抜きに私たちのことを決めないで!
考え直そう!障害者自立支援法 命と暮らしをまもる
福岡県民集会

 障害者自立支援法、施行から3年目を迎え、見直しの作業が行われています。施設運営の危機を生んだ日割報酬問題、希望するサービスを利用できない障害程度区分問題、格差が広がる一方の市町村事業、一挙に訪れた職員不足と不安定雇用、個人責任を明確にした応益負担制度などこの3年で障害福祉は一変に変わりました。

  一方で、福岡県は障害者医療費助成制度を改悪しました。また、障害関係団体への事業委託費削減も提示してきています。自治体レベルでの福祉後退も深刻です。

 こうした中、全国各地で障害関係者は立ち上がり、行動を起こしています。10月31日には全国フォーラムも開催されます。
 この間の私たちの行動が2回もの国の改善策を引き出させました。行動を起こせば、情勢を変えることが出来ます。県民集会に一人でも多くの皆さんご参加ください。
と き 2008年10月30日(木)
ところ 警固公園
(福岡市中央区天神2丁目2)


スケジュール
10:45 集合
11:00 開会
リレートーク
「ストップ・ザ 応益負担、地域間格差、福祉後退・医療改悪」
各団体からのアピール
「行動を起こせば、変えていける」
12:00  街頭パレード
(警固公園―渡辺通りー西通りーきらめき通りー警固公園)
13:00  解散

主催:10.30福岡県民集会実行委員会
問い合わせ:福岡県障害者協議会春日市原町3丁目1−7
Tel/Fax 092−592−4538
告知ポスター ワードファイル)(PDFファイル
もうやめようよ!障害者自立支援法10.31大フォーラム
−1からつくろう地域で暮らせる新たな法制を−

 と き 2008年10月31日(金) 正午開会(11時開場)

 ところ 日比谷野外音楽堂→国会方面にデモ行進(予定)

 主なプログラム
    ○主催者あいさつ、政党代表あいさつ
    ○情勢報告
    ○各地からの発言
    ○アピール採択
    ○15時〜 デモ行進(予定)


 ●国会議員要請行動 30日(木)を予定しますが、情勢で変更もあります
案内チラシ PDFファイル



医療と教育を考える福岡集会
 医療的ケアの必要な子ども達が安心して生活していくためには、周りの支援者がどのように関わっていくべきか講演と協議を通して考えます。

日時 2008年10月11日(土)
    午前11時〜午後4時30分 (10時00分受付)


ところ クローバープラザ・セミナールームAB
     福岡県春日市原町3丁目1−7 JR春日駅前
      (※会場の都合により、保育は準備していません。)

参加費      1,000円 

参加資格    どなたでも参加できます。下記に参加者氏名を記入の上、10月3日までにFAXで申し込み下さい。なお、当日受け付けもできますが、場所の都合で入れない場合もございますのでご理解下さい。      

内 容

11:00〜11:15 開会
行事
あいさつ  地元実行委員長 全国訪問教育研究会会長・福岡教育大学 教授  猪狩 恵美子
               
福岡県障害者協議会(FD)  代表  竹内 隆夫
11:15〜12:30 講 演  「医療的ケアの今日的課題 ―看護師との協働の時代を迎えて― 」  
元都立村山養護学校校長  特定非営利活動法人地域ケアさぽーと研究所 代表 飯野 順子さん
12:30〜13:45 昼 食 (2階のレストランが利用できます)
13:45〜15:45    報 告 報告1         「指導医・養護教諭・看護師・担任の連携から見えてくるもの」
 特定非営利活動法人 地域ケアさぽーと研究所 理事 下川 和洋さん
報告2  「重症心身障害児と家族の生活とその支援」
 下関  かねはら小児科  医師  金原 洋治さん
15:45〜16:00  休 憩
16:00〜16:45  協 議 「安心して生活できるために」  進行  猪狩 恵美子
16:45〜  閉会
行事

問い合わせ先    FD事務局(担当 織田)  TEL:092-592-4538

主 催      福岡県障害者協議会(FD)・特定非営利活動法人地域ケアさぽーと研究所

後 援(申請中)福岡県教育委員会・全国訪問教育研究会・福岡県社会福祉協議会
          障害者福祉推進福岡県連絡会議(障県連)・福岡県看護職員配置校親の会
告知ポスター・参加申込書 ワードファイル



10.30「考え直そう!障害者自立支援法 福岡県民集会」
実行委員会のご案内
 障害者自立支援法が施行され、3年目を迎えています。その間に2回もの利用者負担問題を中心とした負担軽減策などを行ってきました。これは、私たちの声に動かされたのはまちがいないことですが、同時にあまりに問題の多い法律であったことを証明しています。

 依然、障害当事者・家族・関係者を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。問題が深刻化しています。
日割報酬問題、低い報酬単価、障害によっては軽めにでる障害程度区分判定、低い予算で締め付けられている地域生活支援事業、競走原理・効率主義が一挙に進んだ新事業体系、障害を一部個人責任に帰した応益負担制度など根本問題はそのままです。

 今、法律に明示された法律施行3年目の見直しの時期です。社会保障審議会障害部会では、見直しに関する論議が行われています。年内には、中間のまとめがでます。その内容で見直しの中身に大きな影響を及ぼします。根本問題の解決につながる見直しか、部分的修正か。今、非常に重要な時期となってきました。

 その中で10月31日には、東京で全国フォーラムが開かれます。このフォーラムはまちがいなく、厚生労働省や政府に影響を及ぼします。同時に地方からも声を集め、アピールしていくことは大切です。

 こうした状況をふまえ、今回10月30日に「考え直そう!障害者自立支援法 福岡県民集会」を天神の警固公園で開催する(11時開会)ことを企画しました。今回は、この集会の主旨に賛同して頂いた障害関係団体で実行委員会をつくり、そこが主催する形で開催する予定です。

 つきまして、以上の様な主旨をご理解の上、実行委員会へのご参加をいただけるようご検討下さい。

「考え直そう!障害者自立支援法 福岡県民集会」実行委員会

 10月1日(水) 13時30分から16時まで  クローバープラザ503号室

 議題:・自立支援法の影響・問題点についての意見交換

 ・県民集会の内容確認
 ・集会準備と参加
 ・その他

呼びかけ人
 福岡県障害者協議会 代表 竹内 隆夫 
 連絡先:電話092−592−4538  FAX092−592−4528 (担当:織田) 
 お手数ですが、下記申込書をダウンロードしてFAXにてご返事を下さい。
告知ポスター・参加申込書 ワードファイル



相 談 会

脊髄損傷者及び障がい者(児)、ご家族、市民の皆様へ
 相談会は、交通事故、労災事故、疾病による脊髄損傷者の生活全般(福祉制度・年金各種・健康管理・生活及び社会活動参加・介護・住宅・就職問題等)教育に関する相談、障害者自立支援法に伴う福祉サービスの低下、負担による生活の悩みや疑問など聞かせください。各支部の役員・担当が相談《ピア・サポート・(当事者による)》をお受けします。秘密は厳守いたします。(無料相談)
福岡県支部相談会
実施日  平成20年6月29日(日)
実施時間  午前10時30分〜午後15時30分
 (面談による相談の実施 相談受付は当日午後15時締め切り)
会場 クローバープラザ(福岡県総合福祉センター) 春日市原町3丁目1-7 JR春日駅前
5F・507研修室
告知ポスター ダウンロード (Wordファイル)
北九州支部相談会
実施日 平成20年6月29日(日)
実施時間 午前10時30分〜午後15時
 (面談による相談の実施 相談受付は当日午後12時締め切り)
会場 ウェルとばた 北九州市戸畑区汐井町1番6号 JR戸畑駅
南口
6F
告知ポスター ダウンロード (Wordファイル)
福岡支部相談会
実施日 平成20年7月12日(土)
実施時間 午前10時30分〜午後15時30分
 (面談による相談の実施 相談受付は当日午後15時締め切り)
会場 福岡市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)  福岡市中央区荒戸3丁目3番39号 福岡市営地下鉄
唐人町駅下車
4番出口から徒歩約7分
5F・503研修室
告知ポスター ダウンロード (Wordファイル)



重度障害者医療助成制度・要望葉書で制度の改悪にSTOPを!!
 福岡県(福岡市と北九州市を除く)の重度障害者医療助成制度が見直されようとしています。自分の気持ちを、はがきで訴える運動を展開し、行政を動かしていきましょう。 私たちの声は力に変わります!!
ワードファイル)(PDFファイル)
要望葉書で制度の改悪にSTOPを!!





講演とシンポジウムのご案内
国連障害者の権利条約批准への課題
 2006年12月13日国連総会において、障害者権利条約が採択されました。当事者団体の意見をふまえながら、障害者の人権保障に関する新しい方向性が実ったものです。この新しい「ものさし」で障害者が他の人と同等の生活を送ることができているのか総点検し、変えていかねばなりません。   
 この世界の流れを私たちのものにできるならば、大きな改革の可能性も広がります。
 まずは、この条約の中身を知り、課題を明らかにしましょう。


基調講演  障害者の権利に関する条約 概要
      〜武器としての要約〜


講  師   八尋 光秀 氏 (弁護士)
1984年福岡市早良区において西新共同法律事務所を開設。弁護士として患者の権利宣言運動に参加し、患者の権利法制定を提唱した。医療過誤訴訟、国賠訴訟、刑事冤罪弁護、精神科医療にかかわる患者隔離等、人命、人権、人生被害をもたらす諸問題に取り組んできた。ハンセン病訴訟、薬害肝炎九州訴訟の弁護団代表。2008年薬害肝炎問題の全面解決を求めていわゆる薬害肝炎救済法を議員立法によって制定させるとともに、国との間で和解解決のための基本合意書を締結し、この問題の全面解決を図る。

シンポジウム   障害者の権利に関する条約批准への課題
シンポジスト 赤松 英和氏(きょうされん常任理事・第2つくしの里所長)
田中 雄平氏(自立生活センター、「ぶるーむ」代表)
織田 晋平氏(福岡県障害者協議会事務局長)
コメンテーター 八尋 光秀氏(弁護士)
司 会  古賀 知夫氏(かしはらホーム所長)
2008年3月1日(土) 13時〜16時30分

会場:クローバープラザ・ホール 春日市原町3丁目1-7  資料代:500円

主催:福岡県障害者協議会 共催:福岡県(予定) 後援:福岡県社会福祉協議会(予定)

●お問合せ・申込み先(裏面に申込用紙 定員になり次第受付を終了したします)
福岡県障害者協議会 春日市原町3丁目1−7 6階 福脊連内 電話・FAX 092-592-4538
告知ポスター・参加申込書 ワードファイル




年 頭 挨 拶

会長 熊谷 敏彦

 平成20年1月1日(2008年)

 新年を迎え謹んでお慶び申し上げます。本年もまた心新たに健康に留意し共に希望ある良き年でありますよう心からお祈り申し上げます(2月号で時期はずれですが)。

 2007年の漢字一文字が「偽」になり偽表示の食品が次々と発覚、「白い恋人」・「吉兆」から「赤福」と連日のように老舗(シニセ)が謝罪していたが、本物と思っていたものが偽造だった。毎日口に入れる食品から建設資材と、続々と明るみにでた品質や性能の偽装で失われたのは信用の「信」ではないだろうか。政界に目を移せば、厚労大臣は「女は生む機械」、農水大臣の「なんとか還元水」、防衛大臣は「原爆はしょうがない」、法務大臣の「友達の友達はアルカイダだそうだ」等、もう閣僚の失言も馴れっこになってしまい「謝ればそれでおしまい」、山田洋行の接待付けで逮捕された守屋事務次官夫妻、巨額な税金が政官業の癒着で湯水のように使い、また、補給支援特措法案その影響では無かろうが、油の高騰は限りなく続き、老後の保障と楽しみにしていた頼みの年金も見通しが暗く、片や、スポーツにしても、横綱朝青龍の嘘から、時津部屋の可愛がり、ボクシング亀田一家の反則など全ての人の、謝罪の態度・姿勢には心がこもっておらず「誠」も「信」も「品格」も崩壊してしまい、これが日本の現状かと思うと行く末が案ぜられます。

 そんな中で1つ2つ良いこともありましたね。1つは年金問題に「おとぼけ」を続けていた福田首相も年末になり、薬害C型肝炎訴訟の原告団にようやく頭を下げ謝罪しました。2つ目は、07年流行語大賞の「どげんかせんといかん」宮崎県東国原新知事の世直し宣言でしょう。あらゆる所に駆り出されて大変な人気ですが、宮崎県だけでなく「日本」も「どげんかかせんといかん」ですね。

 今年もとり止めも無く不平・不満を並べ上げましたが、昨年は九州ブロック会議福岡県大会を久留米市で開催致しましたが開催に際しては、福岡県や久留米市、各議員、各会社・企業・団体の方々には多大なご協力・ご支援を賜り誠にありがとうございました。福脊連会員の皆様をはじめ賛助会員の方、九州ブロック各支部会員の皆様と本部の市川様には遠路ご多忙の所ご出席頂きありがとうございました。お蔭様で大会もつつがなく終えることが出来ましたこと先ず御礼申し上げます。

 九州ブロック大会の重要課題は、各支部の10年計画案(を大分大会の議論を踏まえて協議し本大会で「計画」を確立させ)が発表され、本年がそのスタートと言うことです。特に福脊連の主な課題として、(1)県本部事務所の強化・4支部事務所の設置へ @県役員の役割分担・研修の企画準備・本部理事会報告の照合検証・各支部への情報提供 Aインターネット及び電話での相談業務 B会運営資金の調達・役員行動費・ブロック大会・全国大会参加費、(2)組織拡大の取り組みについて、(3)相談事業の実施促進について、(4)広報事業について @原稿依頼の範囲拡大「会員訪問記」など A3年後の毎月発行体制の準備、(5)活動の拡充と連携強化についてなど、他にも色々と細かく上げられておりますが、計画を立てることは良しとして「やってみないことには分かりません」。しかしそれぞれの事柄を実行していくには並大抵の努力では成功は不可能と思います。と言うのも会員の高齢化も進み、死亡退会者もあり、若い新しい会員の入会も多くを望めず、会員拡大に関しては何処の支部も頭を痛めているのが現状ではないでしょうか?

 発会以来30年と言う長い年月で築き上げた福脊連であります。折角立てた10年計画が「絵に描いた餅」に終わることの無いように、それには役員だけに限らず、福脊連全会員総力を結集し、がんばり続ける以外に他の道はありません。皆さん、健康に留意して本年も頑張りましょう。新年の挨拶とします。





第9回
ユニバーサルダンス大会のお知らせ

 ユニバーサルダンス大会も回を重ねて今回で9回目、何と9年もの歳月が流れたことになります。皆さんの参加が何よりの元気の源、実行委員一同張り切っています。生バンドは今年はメンバーががらりと変わります。是非参加してください。(上靴がいります)
  

日 時 平成19年12月2日(日) 12:30〜15:00
会 場 クローバープラザ (電話 092−584−1212)
(福岡県総合福祉センター体育館) 
会 費  500円(飲み物・お菓子付) 高校生以下は無料
アトラクション 生バンド演奏(フクオカシティ・ジャズオーケストラ)
フォークダンス・手話ダンス・お楽しみ抽選会
主 催 福岡県脊髄損傷者連合会
福岡県障がい者スポーツ協会
西日本車椅子ダンスの会『アミーゴス』
後援依頼先 福岡県教育委員会
大野城市
大野城市社会福祉協議会
『元気に百歳』クラブ九州
大会チラシ

  

  



(社)全国脊髄損傷者連合会
第31回 九州ブロック会議福岡県大会のご案内
日時/2007年10月19日(金)〜20日(土)

開催地/福岡県久留米市
 本大会は、「特別企画として、昨年12月13日に国連で採択された、「障害者の権利条約」について理解を図り、今後の取り組み、その対応について市民と共に考える「記念講演会」を開催することになりました。

 また、昨年の九州ブロック大分大会で各支部から提起された「10年計画(九州ブロックの統一活動計画)を協議しましたが、大分大会の議論を踏まえて各支部とも計画の見直しを進めて、福岡大会で再協議することになりました。

 この「10年計画」は、過去10年で、全国的に会員の「減少」が進んでいることと、今日の「社会福祉施策基礎構造改革」の推移で「社会保障」の基盤である「医療・介護・年金・雇用・教育」等が崩壊してきていること。これらの情勢に(社)全脊連として、「どのように立ち向かうのか?」ですが、6月の全脊連総会でも具体的な展望は示されていませんでした。

 九州ブロックとしては、昨年来、これからの10年をどのように「目標を定め」、その目標を達成するために、具体的にどのように進めるか? を模索してきました。これらを明らかにして、各支部の資質基盤の整備(社会的役割・地域障害者活動の拠点として)と組織体制の確立に向けた「10年計画」を確立し、新たな九州ブロックの運動再編へのスタートに立つ大会であります。是非、会員の主体的参加と大会運営資金確保への協力をお願いします。

開 催 概 要
1.目的 ノーマライゼーション理念、バリアフリー精神に基づき、誰もが差別なく平等に暮らせる社会を構築するため、沖縄県を含む九州各県の脊損連合会・会員が一堂に会し、各県の取り組みなど現状報告を行い、障がい者全体の福祉施策の向上を図るための討議を行うことと会員同士の交流・親睦を深めることを目的とする。
 なお、特別企画として、昨年12月13日に国連で採択された、「障害者の権利条約」について理解を図り、今後の取り組み、その対応について市民と共に考える「記念講演会」を開催する。

2.開催日 2007年10月19日(金)〜20日(土)まで

3.開催地 福岡県久留米市

4.会 場 ホテルニュープラザ久留米
  住 所 久留米市六ッ門町16−1(プラザアベニュー)
  電 話 0942−33−0010(代表)

5.主 催 (社)全国脊髄損傷者連合会・福岡県脊髄損傷者連合会

6.主 管 (社)全国脊髄損傷者連合会九州ブロック会議事務局

7.後 援 福岡県 久留米市 福岡県社会福祉協議会 久留米市社会福祉協議会
      朝日新聞西部厚生文化事業団 毎日新聞西部社会事業団
      読売光と愛の事業団 西日本新聞民生事業団(依頼予定)



相 談 会

脊髄損傷者及び障がい者(児)、ご家族、市民の皆様へ

 相談会は、交通事故、労災事故、疾病による脊髄損傷者の生活全般(福祉制度・年金各種・健康管理・生活及び社会活動参加・介護・住宅・就職問題等)に関する相談、悩みや疑問など聞かせください。各支部の役員・担当が相談をお受けします。秘密は厳守いたします。(無料相談)

実施日 平成19年7月7日(土)
実施時間 午前10時〜午後16時
 (面談による相談の実施 相談受付は当日午後15時締め切り)
筑豊支部会場 立岩公民館  飯塚市新飯塚20-30 JR新飯塚駅より 徒歩 約7分
2F・第1研修室 (飯塚市役所斜め前)
福岡支部会場 福岡市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)  福岡市中央区荒戸3丁目3番39号 福岡市営地下鉄
唐人町駅下車
4番出口から徒歩約7分
6F・講師控え室
筑後支部会場 柳川総合保健福祉センター「水の郷」 柳川市上宮永町6番地3 西鉄柳川駅よりバスで約10分「水の郷前」下車
2F・研修室
県本部会場 クローバープラザ(福岡県総合福祉センター) 春日市原町3丁目1-7 JR春日駅前
6F



年 頭 挨 拶

会長 熊谷 敏彦

 平成19年1月(2007年)

 皆様には幸多き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年を振り返ってみて、頭に来たことの一つで、1月にオープンしたビジネスホテル「東横イン」の件です。検査機関から建築確認を受け建設を終え完了検査も終わり、この時点では、身障者用駐車場も、身障者用客室もチャンと造っていたのに、営業前になり取り壊してしまい、違法のホテルに改造。それがバレて笑いながら謝っていましたが、これほどの障がい者無視も甚だしくあきれてものが言えない。国を挙げてハートビル法(建築物のバリアフリー化)に協力し合い、全障がい者が、住み良い街づくりに努力している最中に許せぬことの一つです。

 また、米国一辺倒の小泉元総理も善し悪しは別にして、随分国民を騒がせました。イラクの自衛隊派遣から郵政民営化の反対者に選挙に刺客を立て勝ち、民間にできることは民間にと当たり前のことを言っての改革は言葉のみで、天下り談合で税金の無駄使いが依然と続き、溜まった国の借金(800兆円)、靖国参拝反対の中国・韓国を無視し外交も鎖されてしまい、その上、北朝鮮の核実験で拉致問題も相手にされず、八方ふさがり、説明不足のままに引退し(後はどうキャナロタイ)、安倍総理にバトンタッチ。

 引き継いだ安倍総理も、「美しい国日本」の国づくりを国民に訴えたまでは良かったが、郵政民営化反対者の無所属議員に「お帰りなさい」と復党をあっさり認め・教育問題のタウンミーティングのやらせ発覚・いじめ・県知事の汚職がモグラ叩きのように現れては、正に品格が問われるのもやむを得まい。安倍総理の支持率も下がる一方、出だしからつまずき、果たして今年は立ち直れるのか? 

 そんな中にもめでたいことも幾つかありました。秋篠宮夫妻に男児(悠仁様)が生まれ、女性天皇制の会議がひとまず中断。冬季オリンピックで金メダル無しに終わりそうな所で、唯一女子フィギュアスケートで荒川静香選手が素晴らしい演技で金メダルを取り一躍「イナバウアー」が流行語になりました。また、WBC(ワールドベースボールクラシック)で、決勝進出をほぼあきらめかけていた所での「初代・世界チャンピオン」になったことは見事でした。

 今年も社会問題の羅列になりましたが、肝心な障がい者福祉においては、一昨年10月31日に障害者自立支援法が国会で成立し、身体・知的・精神障害者のサービスを一本化し、サービスや医療の利用者(障がい者)からも原則1割負担「応益負担」が求められることになりました。サービスがより必要とする重度障がい者ほど負担が増えることになり、低所得者の多い重度の障がい者の利用抑制が強いられ死活問題になるとともに、障がい者の生存権も脅かされて、この障がい者いじめこそ、本当のいじめではないでしょうか?

 さらに老人医療費負担も上がり、入院やリハビリは、早期に切られ自宅で寝たきり老人が増え、老老介護の末、親殺し子殺しが至る所で起きています。色んな原因もあるかと思いますが、一般労働者(庶民)が額に汗して働き納めた血税を、我がもののように湯水の如く使う官僚(行政)の金銭感覚の違い(麻痺)が、格差社会を生む大きな原因の一つと思います。最近多くの障がい者団体の猛抗議で、厚労省も少し負担緩和の方向にありますが今後の成り行きが見守られる所です。

 不満のオンパレードで申し訳ありませんが、私の昨年は、全く会のお役に立てなかったことが何より悔やまれてなりません。昨年正月早々から褥瘡で入院、肝心な支部総会や県の総会にも出席できず、ようやく治り退院するも束の間で再入院。全国総会山形大会も申込みをしていながら途中辞退。また、11月の九州ブロック大分大会も退院直後で参加できなく、1年の半分以上入退院の繰り返しで、その間、事務局を始め会員さんや関係者の方々に、大変ご迷惑をお掛けしました。

 6年前に褥瘡で1度入院(4か月)して手術もせず完全に治りましたが、今回は同じ箇所だったためか、手術(オペ)が必要とのことで、植皮手術やももの肉の移植等しましたが、結果が良くなく2度、3度も手術を繰り返し、その度に左向き・うつ伏せの姿勢で寝なくてはならず(褥瘡のできた人は分かるかと思いますが)、その苦しさや辛さがこれ程とは私は夢にも思っていませんでした。

 お風呂にも入れず、自由は利かず体力は衰えるばかり、年の精かも分かりませんが、再々入院の時は、何時治るやら当てもなく無意味な月日が過ぎていき、自分自身が情けなく思えて仕方がありませんでした。そんな時に多くの会員さんの優しい慰めや励ましの言葉やお見舞いも頂き、中には遠い所からわざわざお見舞いに来てくれたりで本当に助かりました。心から感謝申し上げ厚く御礼申し上げます。

 お蔭様で11月9日に無事退院することができて、私の最悪の18年度にオサラバして、新年を迎えることができました。また、私は昨年の入院により「健康のありがたさ」をこれ程痛切に感じたことはありません。未だ本調子ではなく、干支のような猪突猛進はできませんが、勉強するのに年の制限はないとは言うものの、年々体力の衰えや物忘れが酷くなっていくのは否めず、何時まで勤まるかは分かりませんが、皆様方の暖かいお力添えを得ながらがんばってみます。どうぞよろしくお願いいたします。完



福岡地域労働者福祉協議会 様より
事務機器を贈呈していただきました
  
 福岡地域労働者福祉協議会 様より10月26日に当会へ、デスクトップパソコン・シュレッダー・セッティング費用等の贈呈を授与しましたことを報告します。ご支援いただき心より御礼申し上げます・

 なお、同協議会は毎年、障がい者団体、5団体へ同様の支援を実施されている団体です。

 事務所開設して3年目ですが、最近は問いあわせや相談の電話も増え始めています。また、新しいパソコンが入り一段と事務所機能が充実してきました。各支部役員・会員も積極的に活用していただきたいと思います。そのことが、福岡地域労働者福祉協議会様への感謝となるでしょう。



<本の紹介>
『車輪の一歩』
小出 記代美 著
櫂歌書房 出版 1,260円(税込)
 「歩くための足が用を足さなくなり、手の指が五本に減って、生きる望みを全く見失った時、私に残されたのは物は左手だけ−。」

 「私を支える五本の指は、朝、食卓につくと箸を上手に口に運んでくれる。病床にあるお友達に手紙を書こう。」


  (本の帯より)
『車輪の一歩』出版に想う 小出 記代美

 高校在学中の列車事故が原因で、右手切断脊髄損傷の障害者になった時から、半世紀の歳月が流れようとしている。当時15歳だった私は揺れ動く気持ちで厳しい現実の前にたたずんでいた。過去を振り返ることで辛うじて、その日を生き延びていた。これからの人生にどう対処すればよいのか戸惑うばかりだった。人前に身をさらすことに抵抗があったが、ありのままの姿で生きるしかないと自覚した時から笑顔が戻ってきた。

 残された左手で技術の習得に励もうと、父にせがんで編み機を購入し母に車イスを押してもらい編み物教室に通った。その後、電動車イスが行動範囲を広げてくれた。

 文化センターの「自分史講座」で指導を受け、これまで書きとめてきた文章をまとめ、このたび1冊の本にした。『車輪の一歩』。

 両親はもういないが、母の七回忌を前に発行できた喜びを、今かみ締めている。


手記:列車事故で車椅子生活、心の傷克服
福岡の小出さん「車輪の一歩」出版 /福岡
 列車事故で車椅子生活を強いられた福岡市東区の小出記代美さん(66)が、手記「車輪の一歩」を出版した。事故で右腕を失った小出さんが心に負った傷を克服し、“第一歩”を踏み出すまでの足跡が描かれている。【井上俊樹】

 事故が起きたのは、北九州市内の女子高に入学して間もないころ。朝、忘れ物をして鞍手町の自宅を出るのがいつもより遅れた。蒸気機関車に飛び乗ろうとして落下。脊髄(せきずい)損傷、右上腕部切断などの重傷を負った。九死に一生を得たが、歩くことは出来ず、復学も断念した。

 小出さんは「人の目が怖くて、10年くらい家からほとんど出られなかった」と言う。19歳のころ、文通で知り合った男性には、ついに障害を打ち明けられなかった。

 22歳の時、父が働いていた炭鉱が閉山になり、家族で福岡市に移住し、大学生相手の下宿を始めた。寂しさを紛らせてくれたのが短歌だった。

 <寮生の 眼を恐れいて 語り得ず 障子隔てて 話し声きく>

 だが、下宿業に忙しい母を手伝うことで、少しずつ変化した。茶の間でテレビを見たり、父と将棋を指す学生たち。妹の宿題を見てくれる学生もいた。固く閉ざされていた心の扉が、次第に開いていった。

 やがて車椅子で旅行に出るようになった。電動車椅子を手に入れてからは、近所でごみ拾いを始めた。卓球を楽しみ、デパートにも行った。地下鉄を利用して作業所にも通うようになった。

 「車輪の一歩」は四六判、182ページ。小出さんは「障害者が立ち直るまでには時間がかかる。障害者だけではなく、支える周囲の人たちにも読んでほしい」と話す。1260円。櫂歌書房刊。

(平成18年6月14日 毎日新聞・福岡都市圏版)
(平成18年7月6日 西日本新聞・福岡都市圏版)




 第8回 ユニバーサルダンス 
クリスマスの集いのご案内
  

 時のたつのは速いものでクリスマスの集いも第8回を迎えることになりました。この催しは障害の有無に関係なく、一年に一回は一同に会して生バンドの演奏を聞いたり、おしゃべりをしたり、ダンスを踊ったりと楽しいひとときを過ごしたいと思いはじめられたものです。

 今年も生バンド「シューティングスター」の皆さんの演奏があります。是非お誘いあわせの上、ご参加ください。(上靴がいります)

【日 時】 平成18年12月9日(土) 12:30〜15:00

【会 場】 クローバープラザ(電話 092-584-1212)
      (福岡県総合福祉センター体育館)

【会 費】 500円(飲み物・お菓子付) 高校生以下は無料
  
【アトラクション】 生バンド演奏(シューティングスター)
           演技発表・レクリェーション・お楽しみ抽選会

【連絡先】 担当 中野 拓生

【主 催】 福岡県脊髄損傷者連合会
       西日本車椅子ダンスの会
       福岡県障害者スポーツ協会
     

【後援依頼先】 福岡県教育委員会 大野城市



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 「災害避難」について

福脊連 事務局長 織田 晋平

 福岡西方沖地震の経験を無駄にしないように、下記のことを考えて震災に備えましょう。

支部で一度、「災害避難」について、会員の認識(準備の内容)について、「意見交換」をすることを提案します。
会員の皆さん、まずは、「あ・な・た」の寝室を、一度見渡してください。

地震のとき倒れそうな「家具」などありませんか?

車イスの通路は確保できていますか?

屋外に避難する通路に倒壊しそうな「家具」などありませんか?
枕元に、電話・携帯など通信機等置いていますか。

避難時に「持ち出す」、必需品物(薬・健康保険証・身障手帳・運転免許証等)等について、考えていますか?
災害が起これば、まず、「隣組(隣と両三軒)」の支援が不可欠です。支援する側も「被災」するから「問題」は簡単ではありません。安否の確認・救助、に誰が来ますか?

避難所の確認をしていますか?

非常時に、利用すべき「病院や支援センターの電話」など控えていますか?
避難と救助体制は、まずは、「隣組」、次に地域救援支援体制(公民館の範囲)です。そして、市町村の体制でしょう。その流れも確認しましょう。もちろん、友人(遠隔・県内)にも支援・協力の確保が必要でしょう。
福脊連の連絡体制や支援活動についても協議し、危機管理・被災救援について対策し、会員の周知を推進すべきでしょう。



年頭挨拶(抱負)

会長 熊谷 敏彦
新年のご挨拶申し上げます

福岡県脊髄損傷者連合会 熊谷敏彦会長 平成18年1月(2006年)

 新年のご挨拶申し上げます。

 昨年の天災は、国内では、*3月20日/福岡県西方沖の地震があり、玄海島では死亡者は1名でしたが不傷者は750人以上で、170戸の家屋が全半壊しています。今は仮設住宅建設や市営住宅斡旋復興が進んでいるようです。

 福岡支部はちょうどその日が総会日で、エレベーターに乗った会員はエレベーター内に閉じ込められ大騒動、結局皆が一カ所に集まれず、夫々別々に総会を済ましたことを後で聞きました。

 *4月25日/兵庫県尼崎市のJR福知山線の脱線事故は明らかな人災で、人の命をあずかる運転手が、オーバランの僅かな遅れを取り戻そうとして制限速度を超えた運転の挙げ句、脱線しマンションに激突、死者107人、負傷者500人以上と言うJR至上最悪の悲惨な事故が起きてしまいましたが、運転手のみ責めるのではなく、会社・組織のあり方にもメスを入れ改善して行くことが、事故防止にも繋がると思います。亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りします。

 *8月には、大型ハリケーン「カトリーナ」がメキシコ湾に上陸し、石油産業を直撃、同湾のほとんどの生産が止まり、いまだに石油の高騰が続いています。堤防の補強をケチったばっかりに、高潮が堤防を崩壊し、内陸10キロ沖まで侵入、裕福な人は早々と車で避難し助かっていますが、車も持たない貧しい人は逃げ遅れて死亡、その数は数百人〜数千人と言われています。史上最悪の被害をもたらし、復興には莫大な資金と年月を要するとのことですが、米国社会特有の貧富の差の現れで、最近は日本も米国化に成りつつあり心配です。

 また、アスベスト(石綿)の問題も日本中を恐怖に陥れ、人災での重大な問題の一つと思いますが詳細は省きます。

 年末に入り人災で最たるものは、耐震強度偽装が暴露され、連日テレビや新聞にて報道、強度不足のホテル・マンションが次々上げられていますが「夢のマイホームでお正月を迎える筈」が一瞬で立ち退きになり残ったのはローンだけと言うことを誰が予想したであろうか。

 身近な所では、北九州市八幡西区のビジネスホテル「アルクイン黒崎」も姉歯氏の構造計算書が採用され、木村建設が施行したとか、何れにしても、列車事故にせよ耐震強度偽装の問題もアスベストの問題も、まだ調査の段階で、詳しいことは分かりませんが、只言えることは、会社を信じ業者を信用して来た何の罪も無い人達が不幸にして人災に遭う、安全を無視して儲け主義に走り、バレたら責任のなすりあい、ここに来て小泉総理の進める改革「何でも民営化」に早くも疑問符が付いて来ていると思います。

今年も、お互いの「きずな」を大切に

 社会問題の羅列で、今年の私の抱負が終わってしまいそうですが、過去を振り返り反省することが、先へ進むステップになることでもあります。

 また、私が感動したことの一つで、朝日新聞の「天声人語」に取り上げられていました高橋尚子さんで、「24時間はみんなに平等に与えられているもの、どうか何でも夢を持って1日1日を大切に過ごして欲しい」11月20日、東京国際女子マラソンで、見事に復活優勝した高橋尚子選手の優勝のインタビューで、「陸上をやめようかと思ったこともありました。でも一度夢をあきらめかけた私が結果を出すことで、今暗闇にいる人や苦労をしているひとに、『夢を持てば、また、必ず光が見えるのだ』と言うことを伝えたい、私はそのメッセンジャーになるのだと、走りながら自分に言い聞かせていました」と、アテネ五輪という目標を失った後に独立し、新しい支援チームと手探りで道をたどってきた。高橋選手は「チームの『きずな』が私を勝たせてくれました」とも述べていました。

 最後になりましたが、昨年の11月中頃、私は親しい友人に、「歳はいくし、目も悪く耳も遠くなり、物忘れは酷くなるばかりで、家内も足腰が弱くなり、杖無しでは長く歩けない状態で、付き添いに付き添いが要るようになってはどうにもならんよ。会長を辞めたい。たまには何にもしないでボケーとして暮らしたい。」と愚痴ると、「幾つになる? 戌年で今年六廻り目で72歳になるよ。」、「そうね、それなら尚更会長は辞められんよ。」、「何故?」、「会長がその歳で元気にがんばって居られるから会員や周りの人も、元気付けられ今日まで来ていると思うよ。」と諭されました。

 私は今までそんな考えは無く、時には前向きになれないこともあったが、言われて初めて分かりました。「わだち」の冒頭にある『一人は皆のために 皆は一人のために』や『人は字の如く互いに助け合い支えあって生きて行くのであり一人では生きて行けない』、また、あるお坊さんが言っておりました『俺が俺がのが(我)を無くし おかげおかげの(げ)で暮らす』等々の良い教訓が私を元気づけてくれます。

 今年も、お互いの「きずな」を大切にして、皆様方の暖かいお力添えを得ながら頑張るケン、宜しくお願いいたします。



 年 頭 挨 拶  

福脊連会長 熊谷 敏彦

福岡県脊髄損傷者連合会 熊谷敏彦会長 新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年を振り返ってみますと、歴史に残る出来事が続出で鳥インフルエンザから始まり、陸上自衛隊のイラク・サマワへの派遣(60年前の出征兵士見送りの再現にならねば良いが)・与野党の年金未納発覚の続出で、未納三兄弟から最後は人生色々の小泉総理の詭弁、人質の自己責任・非戦闘地域とは自衛隊の活動地域と自画自賛の強腰の総理も、北朝鮮の拉致問題に対しては腰砕けで埒があかない、連続真夏日の猛暑の記録、国民に説明無しのイラク派兵1年延期、「たかが野球選手」発言で野球界始まってのストから吸収合併あげくの新チーム誕生と数え上げれば切りがありませんが、なんと言ってもやはり災いの頂点は台風と地震であり、次々に発生した台風の上陸で強風と洪水で日本列島至る所で被害が続出、その復興の最中、新潟県の中越地震の発生で家屋敷を無くしこれからが冬本番というのに、仮設住宅での生活者や未だに戻れない山古志村の住民の方達の中には障害者は居なかっただろうかと、そんな事を案じながら原稿を書いていたら、突然スマトラ島沖にてマグニチュード(9・0)大地震の報で、想像もつかぬ津波による死者がスリランカやインドネシア、インド周辺国全域で被害は日々報道される度に被害は大きくなり、31日(新聞報道)12万人を上回り、被災者も3百万?5百万人と気の遠くなるような数字が報道された。これらの人の飲み水・住居・食料・医療等の緊急支援が寄せられていますがこれからが大変と思います。

 しかしこの防ぎようの無い・人知の及ばぬ天地自然の現象は考えを変えてみれば、これは正しく地球が生きている何よりの証であり、地球には地球の都合も有るだろうが一木一草・人間を始め万物の生存もみんな、天地自然から与えられた恵み・太陽・空気・水の恩恵を受けずには、一日たりとも生きる事は出来ません、その事の感謝を忘れ人間が勝手に汚染したり荒らす事は許されぬ事で大きな過ちです。

 又、生きた天地自然この地球に住む限り私達は事故・災難から逃れる事は出来ません。だからと言って無防備ではいけません。「わだち」127号に災害時の避難対策・心構え・準備等詳しく載っていました。(整えあれば憂い無し)常日頃から心掛けて居ればいざと言う時に必ず役立と思います。

 暗いニュースの多い中、朗報としてはアテネ五輪の日本選手の金銀銅のメダルラッシュ、イチローの大リーグ年間安打(262本)の新記録、年の瀬に福岡ソフトバンク・ホークスの誕生、皇室の紀宮清子様と黒田慶樹さんの婚約発表が延び延びになっていたのが正式に報じられた事は、何よりの心温まるニュースでした。

 話は当会の広報誌「わだち」の事に戻りますが、この「わだち」も128号となり2ヶ月に1度、年6回の発行で、織田顧問が会長時のガリ版刷りから1号が始まり、128号まで延々と21年も継続していますが、以前は何時も原稿不足で果たして発行出来るだろうかと心配の連続でしたし、又作る人もワープロ・パソコンの無い時で大変な作業でしたが、最近はパソコンも普及し原稿も各支部で割当ててインターネットで送られ、当時に比較すれば拡大な進歩で、編集の方も若い藤田忠さんの優れた能力で、頑張っておられるので大変助かっています。

 しかしこの事も考えてみれば、「わだち」を読んで下さる会員さんを始め購読して下さる人たちがいて始めて続く事であり会員皆様の「わだち」でもあります。

 より良い「わだち」にする為には、読んで下さった後会員諸氏の感想・ご意見・ご要望・不平不満・身近なニュース等些細な事でも何でも結構です、ご寄稿下されば又作る者の意欲も更に湧き出て来る事と思います、これからも皆さんと共に150号・200号の発行を目指し頑張りましょう。(毎奇数月の10日が原稿締め切り日です)

 私も、皆様方のご支援ご協力を仰ぎながら、何時まで続くか自信は有りませんが、福脊連の繁栄の為老骨にむち打ち会長職に努めます、宜しくお願い申し上げ、永くなりましたが最後に、本年も皆様方を始めご家族のご健康ご多幸と事故・災難の無いケッコウなお年で有りますよう心からお祈りしながら挨拶を終わります。
春日事務所をクローバープラザ内に開設

   顧問 織田 晋平

春日・クローバープラザ (クローバープラザ)

  <春日事務所>(福岡・筑後地区担当)
   〒816-0804 福岡県春日市原町3丁目1−7
   福岡県総合福祉センター(クローバープラザ)内6階
   TEL&FAX:092-592-4528
   E-Mail:fukusekiren-kasuga@cello.ocn.ne.jp

福脊連・会事務所内、西山副会長の事務作業風景 福岡春日市の福岡県総合福祉センター内に当会の事務所を開設する運びとなりました。(26年かかった)事務所設営準備などで、事務所の本格的な活動開始は6月初めの頃となります。クローバープラザはJR春日駅と隣接していて、駅には昨年エレベーターが設置されていますので、たまには、列車の旅とシャレて遊びに来てください。当面、火曜日〜金曜日まで織田が事務局として専従します。

 さて、公的施設入居ですが、使用料(家賃・光熱費等)が年間約70万円(概算)ほど係ります。従って、当会として資金確保の一貫として、会員の皆様方に「島原のソーメン」の販売の協力をお願いしています。すでに協力いただいている方もあると思います。ありがとうございます。


福脊連・春日事務所内、中野会計・組織部長 ご承知のように、福祉基礎構造改革は大きな転換を加速させて、厳しい状況に進んでいます。4月から始まったばかりの「支援費制度」をみても「介護保険制度に統合」と、1年程度で様代わりです。この先どのように変貌するのか予測がつきません。各福祉予算も削減に継ぐ削減です。医療・介護・年金・教育・住環境などの制度上の自己負担率のみが上がりっぱなしで、受給する年金は下がっています。

 これからの「社会保障制度」をどのようにするのかが重要な課題です。

 そのために、事務所(直方事務所を北九州・筑豊事務所、春日事務所を福岡・筑後事務所・公への表示とする)として、新たな活動拠点と位置付けて、「情勢」に対応した迅速な活動展開を図る所存です。それには。活動と活動資金の調達は同時進行で行うことが、当会の宿命です。平たくいえば、活動・行動資金を調達しなければ、活動の活性も図れないということです。(役員は報酬を得て活動しているのではありません。報酬を得るためでもありません)自分たちの生活条件も住環境(社会保障)について自分たちで考え、行動して、この社会のありようを「変えていく(創造)」という、会員一人ひとりの闘いなくして、「世の中」は変えようがないということを考えてほしいと思います。


 "全会員諸氏の活動参画を"

バリアフリー駅になったJR春日駅 JR春日駅構内券売機
 (JR春日駅)
JR春日駅構内・エレベーター


入居者募集
車イス対応アパート
     コーポ・アミーゴス
  

  

◇所在地  宗像市大字石丸692−9

◇間取り  ワンルーム(専有22.9m2 、バルコニー5.5m2 )

◇構 造  木造2階建10戸
        (T階の5戸はトイレ・洗面台・風呂・キッチン等は車いす対応)

◇交 通  JR教育大前・西鉄赤間営業所より徒歩10〜15分
        国道3号線冨地原交差点から500メートル

◇家 賃  32,000円(ほかに共益費3,000円、敷金3ヶ月)

◇駐車場  有料(2,000円)

◇その他  2階は普通の部屋で福岡教育大学の学生さんが入居されています。
       車いす使用以外の障害者の方もご相談に応じます。

◇お問い合わせや見学希望は下記までお願いします。
      〒811−4147  宗像市大字石丸692−9 コーポ・アミーゴス106号
      松田 次生 TEL&FAX 0940−32−7281