福岡県脊髄損傷者連合会・ホームページ    

車イスダンス


ユニバーサルダンス・クリスマスの集い

 第1回 ユニバーサルダンス・クリスマスの集い
  1999/12/4 広報誌「わだち」No.98

 第2回 ユニバーサルダンス・クリスマスの集い
  2000/12/17 広報誌「わだち」No.105

 第3回 ユニバーサルダンス・クリスマスの集い
  2001/12/15 広報誌「わだち」No.111

 第4回 ユニバーサルダンス・クリスマスの集い
  2002/12/14 広報誌「わだち」No.116

 第5回 ユニバーサルダンス・クリスマスの集い
  2003/12/20 広報誌「わだち」No.122

 第6回 ユニバーサルダンス・クリスマスの集い
  2004/12/18 広報誌「わだち」No.128

 第7回 ユニバーサルダンス大会
  2005/10/29 広報誌「わだち」No.133

 第8回 ユニバーサルダンス大会
  2006/12/9 広報誌「わだち」No.140

 第9回 ユニバーサルダンス大会
  2007/12/2 広報誌「わだち」No.146

 第10回 ユニバーサルダンス大会
  2009/3/15 広報誌「わだち」No.153
 2     ページ
第1回
   ユニバーサルダンス・クリスマスの集い


福岡支部 西山 利明
日時//1999年12月4日(土)
場所/博多東平尾公園 アクシオン福岡

 12月4日 博多東平尾公園 アクシオン福岡にて開催
 日本車いすダンス「アミーゴス」の新原支部長よりユニバーサルダンス・クリスマスの集い(障害の枠を超えて)の共催の申し出があり、福脊連役員会で承認、実行委員長/織田晋平(福脊連会長)運営委員長/新原かおる(日本車いすダンス支部長)他、実行委員10名の構成で企画致しました。
 聞きなれないタイトルで、どんなダンスだろうと思われた方も多いと思います。実行委員会の席で、久保さん(福脊連)の発案で、ユニバーサルデザインより、引用して決定致しました。障害の枠を越え障害を持つ人も、持たない人も、一緒に手を取り合い支え合い音楽に合わせ踊る、そのさいステップは障害を持つ人に合わせ、リードするのです。

 私も、重度障害者の施設に何度も車いすダンスで訪問しました。手をつなぎ音楽に合わせリズムをとる事で楽しさが相互に伝わり笑みが浮かび、心身の交流が生まれ、全身で喜びを表現して下さった事を忘れません。ユニバーサルダンスでは、障害の壁を乗り越え心と体で躍動を体で感じるダンスです。
 開会当日は、快晴に恵まれ高台にある会場からは、空港周辺が一望に見渡せ素晴らしい環境です。入場者も150名(車イス使用者30名)で会場は満杯です。遠くは大分車いすダンス会メンバーも参加、織田実行委員長の挨拶に始まり「マウント・ハレルヤ」のバンド演奏で会場は一気に楽しい熱気に包まれました。
 車いすダンスを選択授業に選んでいる、大野東中学の学生さんが、車いすフォーメイションダンスを披露、皆さんから拍手の歓迎を受けました。また、自分から進んで障害を持つ方に踊って下さいとお願いして居る姿は微笑ましく思えました。
 会場では、コーヒーとスナックのサービス、抽選会、そして久保さんのユニークなトナカイさんの手話ダンスで会場は、全員参加の踊りの輪で和やかなうちに終わりました。
 人は、環境を変えるだけで明るくなれ、ほんの一寸おしゃれをし多くの人に交わり、話をしたり音楽を聴いて体を動かすことで心身のリフレッシュ・ストレスの解消につながります。 障害者も自分から進んで楽しさと生きがいを見つけて行きましょう! 福脊連は、脊損障害の事だけではなく、障害の枠を超え交流し障害者すべてが一市民として生活出来る社会環境作りに貢献すべきではないでしょうか。2000年はみんなで頑張ってチャレンジしましょう。

手話ダンス 後援戴いた、福岡県・福岡市・福岡県/福岡市社会福祉協協議会・福岡県教育委員会・福岡市身体障害者福祉協会・福岡スポーツレクレーション振興会・各報道機関また、『アミーゴス』『もやい工房』『M.Tハレルヤ』『日本赤十字奉仕団』そして多くのボランティアの皆様のご協力に深く感謝申し上げます。


(広報誌「わだち」 No.98より)
 第2回
   ユニバーサルダンス・クリスマスの集い

    

福岡支部長 菅原 義和

日時 2000年12月17日(日)
場所/大野城市社会福祉協議会 3F大会議室
 平成12年12月17日(日)大野城市社会福祉協議会3F大会議室にて「第2回ユニバーサルダンス・クリスマスの集い」が行われました。この集いは障害の有無に関係なく人と人が交流できる社会を目指して行うものです。

 今回は場所取りがなかなか出来ずにチョット手狭でしたが、より深い交流が出来たように思います。12時開催前から音楽が鳴り響き、すでに到着していた方々が車イスダンスのメンバーの方たちと踊っていました。集いが始まりあっという間の3時間が過ぎてしまいましたが、途中でレクリエーションが入り、最後に抽選会があり、空くじなしの抽選会で参加した一人一人に賞品が手渡されて、皆さんニコニコ顔で一路帰路につきました。

 ユニバーサルダンス連合会の皆さま、ボランティアの皆さまに心よりお礼を申し上げて閉会いたしました。
(広報誌「わだち」 No.105より)
第3回
ユニバーサルダンス・クリスマスの集い


福岡支部 中野 拓生
日時/2001年12月15日
場所/春日クローバープラザ 体育館

 今年は、日本車いすダンス「アミーゴス」の新原さん達の1年前からの周到な準備と、車椅子社交ダンス普及会黒木さん達のグループの協力を得て、鹿児島、宮崎、長崎等々九州各地から200名の方が集まり楽しい半日を過ごしました。又、バンド「マウント・ハレルヤ」の皆様がボランティアとして協力いただき、生バンド付きでクローバプラザの体育館が狭く感じるほどの盛況でした。

 特に、鹿児島、宮崎、長崎等の遠方の方々は、JRを利用して参加されて、後からの感想として列車の中で盛り上がり小旅行が楽しめたと聞きました。長崎から車いすダンスの会「長崎フレンズ」の方が障害者、付き添い、総勢18名参加されたのですが、JR九州が特に配慮をして、行きも帰りも特急列車を春日駅に臨時停車してくれるというすてきなことも実現しました。このことは、後日FBSの午後のめんたいワイドでユニバーサルダンスクリスマスの集いの紹介と共に報道されました。

 
 我々はなかなか外へでる機会が少なく遠方の方と接触する機会はなかなかありません。一番大切なことはなるべく外へでて、多くの人と会うことと思います。いろんな人と会い楽しく愉快なひとときを過ごすことがストレスの解消であり前向きに生きることと思います。

 新原さん達と、「来年はもっと車椅子ダンスが不得手の人も好きな人も一緒に楽しめるような集いにしたいものだ」これは後日の来年への目標でした。

 毎年のことですが、この集いの為に裏方として新原さんのグループの方々に心からお礼を申し上げます。会場の準備、お楽しみ抽選会景品約200個の準備、飲み物・お菓子の準備等々有り難うございました。

(広報誌「わだち」 No.111より)
久留米の作業所「ごろりんハウス」 O H さん
 今日は、ごろりん号に、乗ってから、みんなで、春日のクローバープラザに行きました。そして、午前11時30分に、着いてから体育館の中に 入ってから、食事をしました。そして、午後1時から、車いすダンスに、初めて参加しました。とても楽しかったです。また来年も参加したいと思います。
「ごろりんハウス」 T M さん
 春日市にあるクローバープラザに行って目にしたものは、社交ダンスの人達や地域の人達や、鹿児島の人達や、テレビ撮影する人達等でした。その後、地域の人達や車いすの人達と踊った後、みんなで輪になって踊ったりしました。
 他にも、手話で歌を歌っている人もいました。ダンスパーティーが終わった後、地域の人達や、車いすの人達と別れのあいさつをしました。今回は「人とのふれあい」といった人生教訓を学びました。

車いす 特急停車の贈り物  普段は通過 JR春日駅
障害者ら「異例」の配慮に大喜び
 福岡県春日市で15日開かれたクリスマスの集いに長崎県から参加した車いすの人たちのために、JR九州が普通列車しか止まらない春日駅に、特急「かもめ」を往復とも臨時停車させた。異例の配慮に身体障害者らは「とても楽だった。人とふれあう機会が広がったようでうれしい」と大喜びだった。
 利用したのは、長崎市の車いすダンスの会「長崎フレンズ」の18人。このうち8人は車いすで、午前9時半に長崎駅から新型車両「白いかもめ」に乗り込んだ。同11時10分ごろ、春日駅に降り、近くにある福岡県総合福祉センター体育館であった集いに参加した。
 普通なら近くの停車駅で乗り換えるか、会場まで車で別々に行くことになる。同会では「修学旅行のようにみんなで行きたい」という話が出て、JRと交渉した。JR側は「異例だが繁忙期でもなく、支障はなさそうだ」と応じた。
 一行は帰りも春日駅から「かもめ」に乗車し、長崎に帰った。ダンスを楽しんだ与賀田貞幹さん(65)は「列車に乗れれば全国へ行ける。今回の体験で、夢が膨らみ、JRに感謝しています」と感激していた。
(平成13年12月16日 朝日新聞)