
活動の紹介
啓発・提言・問題提起
労災(労働災害)関係
出前福祉講座
車いすダンス
バリアフリー釣りクラブ
レクリエーション
広報誌「わだち」
大里 恵 |
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なぜ「バリアフリー釣り大会」を始めたのかというと、私自身障害者になり、釣りという大好きな趣味はもうできないとあきらめていました。しかし、どうしても釣りがしたい私は、甥っ子というボランティアを連れ、川釣を試みたことがありました。草むらや段差をなんとか乗り越え、糸をたらすこと40分、見事に30センチの鯉をゲットしたのです。それから、障害者でも、ボランティアがいれば釣りができることを確信しました。その後は、足場の良い波止釣り専門となり、初めて釣ったアジの引く感触と、舌の感(美味しさ)触が忘れられずに、今でも波止釣りを続けています。足場の良い波止釣りになってから、時々、一人でも釣りに行くことがあります。そんなとき、決まって声をかけてくる人がいます。それは、周りで釣りをしている人、あるいは、釣りを見学に来た人達です。「何か釣れますか」「どこから来たのですか」、中には「何か手伝えることがあったら手伝いますよ」といってくれる人もいたりします。 街では、誰も私に声をかけないし、困っていても、見て見ぬ振りをする人ばかりです。なのに、釣り場では初めて会った人達が声をかけてくれるし、助けてくれます。この不思議な関係は何なんだろうと考えることがあります。例えば、犬の散歩をしていて、ただ普通に歩いている人にはあまり声をかけませんが、同じように犬の散歩をしている人には、初めてあっても挨拶したり、声をかけたりする。それと同じで、どんな人でも、ペットとか趣味とか、共通の感覚や意識を持つ者同士に垣根はないような気がします。言い換えれば、同じ仲間と思えるのだと思います。だから、釣り場でも釣り好き同士、障害者とかそうでないとかという意識は、無意識に取り除かれているのだと思います。そこで、そんな素晴らしい関係を放っておくてはないと、釣り好きの二人(大里・新開)が考えたのが「バリアフリー釣りクラブ」と「バリアフリー釣り大会」なのです。街ではなかなか声をかけられないが、自分の得意分野(釣り)だったら障害者にも声はかけられる。釣りを通し、お互いの垣根を越え、やがては街でもどこででも声をかけられるようになる。そんな優しい社会になることを願って「バリアフリー釣りクラブ」を発足させました。(わだち No.101)より |
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久しぶりに脊損連合会福岡支部のレクレーションを開催することとなり、今年は魚釣りとバーベキューが計画されました。10月3日に日時も決まり、小雨でもバーベキューは開催予定でした。今年は台風の当たり年とテレビや新聞等で見聞きして心配していましたが、無事に行なうことが出来ました。当日の朝は天候が悪く魚釣りは出来るかなと思いながら海つり公園に行きました。雨のため開始時刻が少し遅れましたが魚釣りも集まった皆さんで楽しく出来ました。釣果の方は、アジ(子)がたくさんでした。 |
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午後はバーベキューをお店(ざうお)でおいしくいただき、また、皆さんの笑顔でとても楽しく過ごせました。来年もぜひレクレーションをやりたいと思います。 |
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また、皆さんの健康状態や脊損連合会福岡支部への希望などを返信のハガキやメールにてお知らせください。 (坂本 一憲) (広報誌「わだち」 No.127より) |

九月二十九日(日)、秋晴れの中、恒例のバリアフリー釣り大会が福間町(現・福津市)漁港海釣り公園で開催されました。参加者は約七〇名で、福脊連からは会長の熊谷さん夫妻をはじめ、筑後支部の田中さん、小川さん、舟木さん(ご主人)、福岡支部の中村さん、筑豊支部の下川さん、林田さん、藤野さん、そして大里の十名が参加しました。小川さんは、朝七時から会場に到着され、早くから釣りを楽しまれていたようで、大会前で賞の対象とは成りませんでしたが、大きなエイを釣り上げておられました。大会は午前九時から始まり、午後十二時三十分で終了しました。ベテラン釣り師の林田さん、藤野さんにも釣果はなく、今年は時期が少し遅かったのと、潮の状態があまりよくなかったのが災いしたのではないかと思われます。それでも、初めて参加された田中さんもなんとかバリ一匹を釣り上げられましたが、自前で持ってこられた大きなクーラーボックスが重たくなることはありませんでした。来年こそは是非たくさん釣って帰りたいとおっしゃっていました。二回目参加の中村さん、熊谷さん夫婦もバリなどの雑魚しか釣れず、今年は賞も釣り逃したと残念そうでした。 大会が終わり、表彰式が行われました。福脊連からボラを釣った下川さんが三位に入賞し、豪華?商品をもらい大喜びされていました。早秋の心地良い一日、楽しく過ごすことができ、これで釣果があれば文句のいいようがありませんが、これに懲りず今年参加された方は来年リベンジをお待ちしています。最後に、釣り大会をサポートしてしていただいたボランティアの方々や関係者の方々にお礼を申し上げ、バリアフリー釣り大会のレポートを終わります。(大里 恵・わだちNo.115より) 日 時:平成14年9月29日(日) 開会式8:45 閉会式12:30場 所:福津市海浜公園 (身障用スロープ・転落防止用のフェンス・身障用トイレ1箇所) (身障者用トイレは車で5分程度の場所に、さらに多数あり) (休憩用の部屋を確保) (未舗装ですが、広い駐車場があります) 主 催:福間町社会福祉協議会と福脊連の共催 対象者:釣りに興味のある障害者(種別は問わないが、概ね一人で釣りのできる方) およびボランティアでお手伝いいただける方 参加費:無料(但し、釣り道具等、釣りに必要なものは各自持参) (当日は貸し出し用の釣り道具を若干準備する予定です) ルール:当日時間内に釣り上げた魚の大きさ(長さ)を競います その他、特別賞・参加賞を準備します 雨天時:荒天時延期 申し込み :福岡県脊髄損傷者連合会 問い合わせ先 E-Mail:fukusekiren-kasuga@cello.ocn.ne.jp または 福間町社会福祉協議会/担当 前嶋 信寿 電話 0940−34−3341 |
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