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車イス使用者用駐車場に関する啓発活動



このマークのある駐車場の
意味をご存じですか?
車イス使用者用駐車場
 私達車いす常用者は、車に乗り降りする際、車いすの幅の分だけ(ほぼ全開)ドアを開かなければなりません。したがって、一般の駐車場を利用することができません。

 現在、そのことを考慮し、車いすマークのついた広めの駐車場がいろんな所に設置されるようになりました。そのお陰で、私達車いす常用者も社会参加がしやすくなりました。

 しかし、ごく一部ではありすが、一般の方で、車いすマークの意味をご存じでなかったり、空いているから止めているという方もおられ、大変困惑している現状があります。 

 つきましては、車いすマーク駐車場の意味を周知していただき、車いすマーク駐車場に対するご理解とご協力をお願いいたします。

 この車いすマークは、私達障害者、そして誰もが住みやすい社会になることを願う一つの象徴なのです。
車イスマーク駐車場に関する啓発写真
車イスマーク




啓発活動 1     ページ
 車イス使用者用駐車場の利用に関する
啓発キャンペーン
日時 2002年8月25日
場所 サニー筑後店
主催 福岡県脊髄損傷者連合会 筑後支部
 
 車社会の現在、特に障害者にとって自動車の無い生活は考えられませんが、運転するものにとって無くてはならないのが駐車場です。特に病院や郵便局・スーパーマーケットなどの公共施設では車イス使用者用駐車場が設置されていますが、それにも拘らず一般利用者が入り口に近いから、空いているから、すぐ戻るからなどと言うように何気なく駐車されていることがあります。私達障害者にとって必要な時に利用できないのは非常に困ります。

 そこで、車イス使用者用駐車場では乗降時に広いスペースが必要であり、通路での段差や障害物が無い等が考慮されていて、一般の駐車場では使えない事を利用客に理解して貰うため「マナーを守って」という駐車場啓発のチラシ配布を8月25日、サニー筑後店(スーパーマーケット)車イス使用者用駐車場付近で行いました。

 蒸し暑い中、福岡支部より中野さん、西山さんと事務局長の大里さんの力強い応援もあり、総勢6名の参加者で、買い物客を対象に行いました。

 私達の気持ちが通じたのか、子供から年配の方まで皆さん気持ちよく受け取り、読んで行かれました。中には「他にも配りたいので数枚下さい」などと協力的な人もいました。

 このチラシを読んでマナーを守る人が増えれば少しでも目的は達成できたかなーなどと思いつつ、やはりこういった活動は続けることの必要性を実感して無事終了しました。

 参加された皆さん、暑い中お疲れ様でした。

 ちなみにゆめタウン八女の障害者用駐車場が5月頃より変わっているので紹介します。以前は一般客の車で占領されていた7台分ある駐車場にチェーンで鍵がかけられ、ボタンを押して警備の人を呼んで確認してもらい駐車できるようになっています。きっかけは苦情が多くなったからという事です。ここまでしないと確保できない車イス使用者用駐車場、やはりマナーが浸透していないのも事実のようです。
 

 ただ、蓋を開ける所とボタンを押す所に指の力が必要で、特に(上肢に機能障害がある)頸椎損傷者にとっては難しいのではと思ったので、もっと押しやすいように改善を求めました。(田中 秀樹)

(広報誌「わだち」No.114より)




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