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篠栗中学校出前福祉講座 学校車イス体験学習に参加して 福岡支部長 菅原 義和 |
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日時/平成18年(2006年)7月6日(木)、7月13日(木) 場所/篠栗中学校・糟屋郡篠栗町 |
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2004年に篠栗中学校の先生が、福岡県脊髄損傷者のHPの出前福祉講座を見られたことをきっかけに出前福祉講座の依頼があり、一昨年と昨年に実施され「わだち」に数回紹介されましたが、今年の2006年度も出前福祉講座の依頼があり、西山・坂本・菅原の3人で行ってきました。 6月13日にふくふくプラザ(福岡市市民福祉プラザ)にて篠栗中学校のH先生との打ち合わせを行い、今回は7月6日・7月13日の2日間の予定で実施することとなりました。 1学年の総合的な学習は、1〜5のコースがあります。その中の5コースが「バリアフリー高齢者介護コース」で、“車イスを使っている方の実情を知る・車イスを使っている方の立場に立って体験活動を行う・車イスを使っている方に対する配慮、援助の仕方を学ぶ”という学習内容でお願いしたいとのことでした。 7月6日(木)は西山・菅原で講話をしました。まず西山さんが障がいを持つことになったいきさつを話され、その中でお互いに心のふれあいを持つことが重要なことであり、障がい者だからという偏見を持たないようにとの講話があり、私(菅原)も障がい者になった経緯を話させてもらった後、皆さんからの質問という形で2時間目が始まりました。 まことに素朴な質問の中で「車イスを使用していて困ったことはなんですか」とか「お風呂はどんな風にしてはいるのですか」という諸々の質問があり、私どもがそれに答えるという形で2時間目が終わりました。素朴な感想として「人の話を良く聞き、これからは障がい者の方たちに出合ったら、おくすることなく声をかけたい」という感想がありました。 7月13日(木)は坂本・菅原で体験学習を行いました。まず生徒たちさんを4〜5班に分けて体育館の中で車イス体験を行いました。車イスの個々の説明をした後に、車イスにただ乗るのではなく、バリア(障壁)を体験してもらおうとマットを2〜3か所設置して、少しの段差でも前輪があがらないことや段差をクリアするときには4人で車イスを抱えあげての動作等を1時間体験してもらった。次は屋外に出て、学校の外周600メートル位を車イスで体験してもらった。坂道はなかったが、歩道上を車イスで移動する場合の難しさや、所々に溝ぶた(グレーチング)があり、キャスターが完全にはまってしまう経験をしてもらったことは、屋外で行ったことに非常に意味があったと思う。 暑い中での福祉授業であったが、中学生の皆さんが真剣に取り組んでくれた姿勢には感心いたしました。私(菅原)は初めての出前福祉の体験でしたが、ほんとうにいい経験をさせていただきました。 (広報誌「わだち」No.138より) |
小学生のための ボランティアスクールに参加して 筑豊支部 安部佳代子 |
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日時/平成18年(2006年)8月1日(火) 場所/若宮市中央公民館本館・宮若市 |
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平成18年8月1日(火)に、宮若市社会福祉協議会主催による小学校4〜6年生対象の「小学生のためのボランティアスクール」で車イス体験を行うということで、宮若市の障がい種別を超えて参画・活動している障がい者団体の「みんなですすむわらびの会」よりボランティアの要請がありました。 今までこの体験学習は、旧若宮町の時より行われていて、宮田町と若宮町の合併後の第1回に初めて参加させていただくこととなりました。同支部の早原さんは旧若宮町の時より参加されていて、今回、ご一緒させていただくことになりました。 |
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今年は例年になく、とても暑い日が続いていて、この日も暑い中にもかかわらず、40数名の元気(!?)な小学生たちが参加していました。 このスクールは3日間通してあり、その1日目に車イス及びアイマスク体験、点字講習、手話講習などで宮若市中央公民館本館にて開校式があり、その後、注意事項などを経て、2班に分かれて公民館周辺へと最初の車イス体験が始まっていきました。 コースは、公民館よりマリーホール宮田側への道路へ出て、福岡銀行宮田支店横を通り、宮若市役所(本庁)を通り抜け、公民館へと戻っていきます。 福岡銀行宮田支店までの間には身障者用トイレと車イス使用者もかけられるように設置されている公衆電話があり、回っていく中で車イスに乗ったままで使いやすいかどうかという体験もしてもらいました。 |
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ひと班が約20人編成なのと屋外に出るので、ちょっと大変かなと思いましたが、一部、元気すぎる子ども達もいましたが、結構、みんな上手に車イスを動かしていました。けれども子ども達にとっては日頃、徒歩や自転車などで通りなれている道でも、標準型の体型に合わない大きな車イスは子ども達にとって、平坦なところは、まあ、難なく通っていましたが、溝や坂、段差のあるところなどは少し大変そうでした。それでも、お互いに協力しながら、車イスをうまく動かしてゴールへと進んでいきました。 車イス体験が一通り終わって、次にアイマスク体験があったので、終わるまで待っていて、それから、子ども達から体験の感想や質疑応答などがあり、それに受け答え、また、身障者用駐車場やトイレの理解・協力、早原さんからは心のバリアフリーについても話をしていきました。 |
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この体験中、ほかのボランティアの方と、「今は学校を始め、いろんなところで子ども達がこういうふうに体験をして、これはこれでいいことだし、大切なことだけど、議員さんたちにも同じように体験を是非ともしてもらいたいですね。」と話をしました。 現実に、道路もきれいに舗装されたりとよくなっているところもありますが、私の自宅は高台にあって、どうしても坂の上り下りはやむを得ず、逆に舗装されて角度がついたり、道路の新旧の切れ目のところが盛り上がって段差がついたりと、整備されたのに通りにくくなっているところもあります。それでも近くの郵便局やスーパーなどに行くには坂の上り下りは必然としなければならず、体力維持とダイエット(!?…笑)のためにこれからも動ける間は動いていこうと思っています!! 地方のほうでは都心部のようにはいかないとは思うし、長い長い時間もかかるとは思うが、私たちのことを少しでも理解していただき、共生していけるように声なき声を伝えていけたらと思います。 みなさん、お疲れさまでした、そして、子ども達もありがとう!! (広報誌「わだち」No.138より) |
篠栗町立 北勢門小学校での出前福祉講座 福岡支部長 菅原 義和 |
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日時/2006年11月1日(水)10時40分〜 場所/篠栗町立北勢門小学校(篠栗町) |
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10月に篠栗町立北勢門小学校より車イス常用の方々のお話を伺いたいとの依頼があった。小学校による総合学習の一環として、視覚・聴覚の方々にも依頼して講話をお願いしているとのことでした。 私達、大山・中野・菅原の3人は11月1日(水)に北勢門小学校に出向き出前福祉講座を10時40分より始めました。まず始めに、私達3人の障害になった経緯を少しの時間で話をさせてもらい、その後教室にマットを敷き、2×1組のペアで3班にて実施した。 まず車イスをたたむ、ひろげるときの要領を教えた。またおろすときは後ろから、あがるときは前からが原則であることも言い、おろすとき・あがるときは必ず声をかけることも原則の一つであることも伝えた。 小学校4年生の体格ではマットの段差でもかなり力がいる。体力的に無理かなと思う子もいたが、それでもステップを踏み一生懸命やっている姿は頼もしいかぎりである。 車イスを常用している人達は皆それぞれ状態が違うので、やみくもに手助けするのではなく「お手伝いしましょうか」と声をかけて、相手が「お願いします」と答えてくれた方に手助けをしてください。その際に「どこをどうしましょうか」と聞いた上で、お手伝いをしてください。 1回限りでの学習ではなかなか身につかないと思うが何回も学習していただき、障がい者とめぐり合ったときの糧にしてもらえたならばと思う。 来年も総合学習の計画があるとのことでした。この学習を継続していただき、人にやさしい気持ちが芽生えてくれればと思います。 (広報誌「わだち」No.141より) |
「であい夢広場」の 車イス体験コーナーの報告 北九州支部 白川 長廣 |
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場所/西部障害者福祉会館(北九州市) 日時/2006年11月5日(日) |
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北九州市の障害者福祉の西の拠点「西部障害者福祉会館」開館記念行事「であい・夢広場」が秋も深まる11月5日に開催されました。 私たち福脊連・北九州支部も車イス体験コーナーを受け持ち参加しました。 当日は晴れ渡る秋空の下でスロープやポールを用いて、来場された方々に車イス操作、介助動作の体験をしてもらいました。 やはり、車イスに乗れるということで子どもさんの参加が多かったのですが、中年の方もいずれ来るご両親の介護や我が身のことを思って参加されていました。 |
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子どもたちは乗り物おもちゃ感覚の参加も多かったようですが、自操、介助する、介助されるということを体験してもらいました。さすがに操作を覚えるのは早く、また、段差やスロープでの不安感も実感していたようです。 この体験が先々の社会生活の中で、活かされていけばと思います。 大人には、不安感を与えない、また、より楽にできる車イスの介助操作などを覚えてもらいました。 毎年、このコーナーは北九州支部で受け持っていますが、車イスに対する理解と介助技術がより広まっていけばと取り組んでいます。 館外では餅つきや模擬店、室内では福祉会館での活動の日々の成果の発表、アトラクションなどがあり多くの方が楽しんでいました。 締めくくりの福引き大会では私(白川)に1等賞(DVDプレーヤー)が当たるというハプニングがあり、他の会員の祝福をもらって気を良くして終えた一日でした。 (広報誌「わだち」No.139より) |
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